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高齢犬や老犬の身体的変化、介護やケア対策、病気やケガ、そして食事や散歩など高齢犬や老犬のこれからしなけらばならない対策などをまとめてみました。さらに、高齢犬や老犬と一緒に泊まれる宿泊施設やペットショップなども掲載しています。
高齢ミニチュアダックス 長生きのコツ
胴長・短足で愛らしい素振りのミニチュアダックス。ドイツが原産国の人気の高い犬種です。
15世紀頃のヨーロッパでは、農作物を荒らす獣害だった穴熊は、一方で毛皮としては高価に取引されていたため、穴熊猟が盛んに行われるようになりました。
夜行性の穴熊は、地面に穴を掘り昼間は奥底に潜んで休む習性から、胴を長くして足を短く、ダックス(穴熊)を追うための狩猟犬として穴熊を追って狭くて長い穴の中に入り易いように品種改良されたのがダックスフンドの始まりでした。
初期のダックスフンドは体重が15kg以上あるのが当たり前でした。なぜなら穴熊の体重が15kg前後だったからですが、19世紀頃になるとショーとしての犬種開発が盛んになり、家庭犬としての小型化が盛んになり現在のような豊富な種類の犬種になりました。
歴史はともかく、ミニチュアダックスの長生きさせるコツを書きましょう。
ミニチュアダックスの場合、オス・メスともに生後1年を超えた時点で、体高が21〜22cm、体重が5kg以内であることがベストです。(正確には4.8kg)5kg以上の場合は、太り過ぎに注意をして食事制限や食事の量やバランスを考えなくてはなりません。
4歳を過ぎると体型の性なのか、椎間板ヘルニアにかかる危険性が高くなるからです。椎間板ヘルニアとは、背骨を形成する椎骨に強い力が加わったり、高齢化や老化などで骨が変成して椎間板の内容物がはみだして、椎骨の後ろにある脊椎を圧迫する病気のこと。
ヘルニアになると、一般的には体がマヒして、通常の運動ができなくなります。
予防法としては
●背骨に強いショックを加えるような過激な運動を避けること。
●散歩中に無理矢理に強く首を引っ張らないこと。
●段差のある場所の頻繁な移動や高所から飛び降りなどを避けること。
ダックスフンドは元々は狩猟犬ですから、体を動かすことが大好きです。しかし、足腰に負担をかける運動は極力避けましょう。高所やコンクリートなどの硬質な地面からのジャンプはなるべく避けてあげましょう。
ミニチュアダックスは、太りやすいので胴が長く足が短い分、肥満は大敵です。特に高齢犬・老犬になればなるほど負担が増してしまいます。動きも緩慢になるので、特に室内犬として飼っている場合は、適度な散歩は欠かさないようにしてあげてください。足が短い分、長い距離の散歩より少ない時間(15分〜20分)でも1日に2回以上の散歩がベストでしょう。
それともうひとつ、耳が長く垂れている犬種なので、耳掃除も丁寧にしてあげてください。
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