高齢犬・老犬の心臓の病気

高齢犬・老犬の心臓の病気





人の心臓と同様に、高齢犬・老犬の心臓も全身に血液を循環させるポンプの役目をしています。
高齢犬・老犬でなくても心臓の病は先天性のものが多く、めだった症状があらわれないために、毎日接している飼い主でさえ気がつかないこともある病気です。


高齢犬・老犬の重大な心臓病として一番にあげられるのが、夏場に発生する蚊が媒介する寄生虫の病気【フィラリア】でしょう。
さらに、高齢犬・老犬になればなるほど心配なのが【心不全】や【僧帽弁閉鎖不全】といった心臓の働きに原因がある病気です。


普段一緒に生活をしていて、空せきや呼吸困難などの症状があれば、「いつもと違うんじゃないかな？」と思ってかかりつけの獣医師に相談するなど、早めの行動を起こしましょう。



高齢犬・老犬がかかりやすい心臓の病気


【フィラリア】→詳しくはココをクリック！>><犬の病気 逆引き辞典＞より
フィラリアと呼ばれる寄生虫が心臓内部に寄生しておこり、かなり重大な病気のひとつです。蚊が媒介する病気で、数年経って徐々に症状がでてきます。はじめはときどき咳がでる程度ですが、慢性化すると咳の度合いも激しくなり、咳の時間も長くなります。慢性化してしまうと治療を施しても、肝臓や腎臓などに異常をきたして、死亡してしまう場合も多い病気です。しかし、獣医学の進歩により経口投与する錠剤や散剤で充分に予防することができます。


【心不全】→詳しくはココをクリック！>><犬の病気 逆引き辞典＞より
心臓の血液を送り出す働きに問題が起こるのが心不全です。先天性の心臓疾患がある犬の場合は、長生きは困難になる心臓病です。最初は呼吸困難や咳き込み症状が現れます。呼吸困難の程度も運動した時だけに起こる場合から、安静にしていても起こる重度の場合とさまざまです。獣医師と相談して強心剤や利尿剤などの内科療法を施して気長に、または一生にわたってかかわっていくかもしれませんが、病状を安定させましょう。


【僧帽弁閉鎖不全】→詳しくはココをクリック！>><犬の病気 逆引き辞典＞より
小型犬の老齢犬に多いのが僧帽弁閉鎖不全でしょう。心臓の弁がゆるんでしまい完全に閉じないために、肺水腫などになりやすくなる病気です。初期症状はやはり空咳です。その後症状が重くなると貧血をおこし唇や舌が紫色に変色したり、発作を起こして倒れることもあります。生命に関わる大きな病気ですので気になるなら早めに獣医師に相談しましょう。



高齢犬・老犬におすすめの心臓の薬

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高齢犬・老犬にしばしば見られる心不全や腎不全の治療薬。
主成分「塩酸ベナゼプリル」は、血管収縮・心筋肥大・腎臓において、水分や塩分の貯留などを促進するアンジオテンシンIIという物質の産生を阻害する作用をもちます。血中のアンジオテンシンIIが減少すると、血管収縮、心筋収縮力増強、腎臓糸球体内圧上昇などによる心臓や腎臓への負担が軽減され、僧帽弁閉鎖不全症、慢性腎不全、心筋肥大症の治療薬として使用されています。1日1回、体重1kgにつき0.25mgを経口投与します。食前食後は問いません。
主成分：塩酸ベナゼプリル　メーカー：ノバルティス(Novartis)

フォルテコール　28錠

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拡張型心筋症や弁閉鎖不全症を原因とする 犬のうっ血性心不全の治療薬です。
主成分ピモベンダンは、心収縮力をあげ、血管内皮細胞内にあるフォスフォジエステラーゼⅢという酵素を抑制することにより、血管収縮作用を抑制する働きがあります。体重1kg当たりピモベンダン0.25mgを1回量とし、1日2回、朝夕おおよそ12時間間隔で経口投与します。
主成分：ピモベンダン　メーカー：Boehringer Ingelheim

ベトメディン・ハードカプセル5mg　100錠

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※為替レートの変動などで掲載している価格は目安として判断してください。
適正な価格は各商品ページでご確認ください。また、パッケージデザインなどの変更があることもご了承ください。



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